抗ウィルス薬(レムデシビル・商品名:ベクルリー)が保険適応に
先日のブログでもお話しました中等症より使用可能な(というより、中等症からの使用が効果的な)抗ウィルス薬(レムデシビル・商品名:ベクルリー)が8/12より保険適応になりました。
これまでは、レムデシビル(商品名:ベクルリー)については、製薬会社(ギリアド・サイエンシズ社)より厚労省に無償提供されており、それを指定されていて且つ希望する医療機関に無償配布していました。今回、製薬会社より保険適用(薬価基準収載)の申請がなされ了承されました。薬価は100mg1瓶「6万3342円」に設定され薬価基準に収載されました。朗報であるものの、流通までには時間が掛かるとのこと。なかなか自宅待機者に対しての使用には、供給が追い付かないかもしれませんね。
一方で現実的に自宅待機患者さんの数は増加傾向になることは目に見えています。兵庫県尼崎市で外来診療と在宅医療に取り組む長尾クリニックの長尾和宏先生のおっしゃるイベルメクチンとステロイド剤の投与を真剣に検討しなくてはならないかもしれませんね。WHOや各政府機関はエビデンスはないといっているものの、論文が全くないわけではなく、また現在のワクチンやその他の治療薬も投与と並行しながらエビデンスを構築していますから、少しでも可能性のあるならば、患者さんの同意があればこちらも保険での使用を認めてほしいものです。