栄養指導
以下の項目に該当する方はご相談ください
- 健康診断の結果で異常を指摘された
- 健康診断の結果で異常を指摘されたが、医療機関を受診していない
- 生活習慣病を指摘されたが、できることなら薬を飲まずに治療をしたい
- 普段の食事について見直していきたい
- 普段、摂取している食事のエネルギー量や塩分量などを知りたい
- 医師から塩分を控えるようと言われたが、具体的にどう変えたらいいのか分からない
- 食事習慣の改善を試みているが、なかなか効果を実感できない
- 高血圧や糖尿病、脂質異常症など、治療のために飲んでいる薬が増えた
診察時に医師から、『摂取カロリーを気にしてください』『普段の食事内容を見直してください』『1日で食事から摂取するエネルギー量を1,500Kcal を目指してください』『1日で食事から摂取する塩分量は6gを超えないようにしてください』などと指摘されたことがある方もいらっしゃるかと思います。
食事療法は高血圧や糖尿病、脂質異常症などを代表する生活習慣病の治療において大切です。美味しくご飯を食べて、楽しい毎日を過ごせるように、皆さんに合った適切な食事内容を考えてみませんか?
当院では管理栄養士が在籍しています。医師の指示のもと、管理栄養士が皆さんに食事指導を行っています。ご希望の方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談してください。
栄養指導とは
栄養指導とは普段の食事習慣・運動習慣に不安を抱えている方や病気のために食事制限を行った方が良いと医師が判断した方に、管理栄養士が皆さんにあった食事改善を提案するものです。
薬物治療ではそれぞれの病気に対して血圧を下げる薬、血糖値を下げる薬、血をサラサラにする薬などを飲み続けていただく必要がありますが、栄養指導では普段摂取している食事の内容を改善させ、その結果として高血圧、糖尿病、脂質異常症といった病気の治療を行っていきます。
普段はお仕事が忙しかったり、料理をする習慣がない方もいらっしゃるかと思います。普段料理をされない方に対しては、外食をされた際のメニューの選び方や、スーパーでのお惣菜の選び方など、栄養指導の際に普段の生活でも役に立つポイントなどをお伝えします。
栄養指導を受けられる際はご自身だけで受けられる方もいらっしゃいますが、当院ではぜひパートナーの方、ご家族と一緒に栄養指導を受けていただくことをお勧めしています。家族の食事を作る方にも栄養指導を受けていただき、その家庭全体の食事習慣の改善に繋がればと思います。
栄養指導が保険診療の対象となる病気について
保険診療の範囲内で栄養指導が受けられる病気は様々あります。下記は保険診療の範囲内で栄養指導が受けられる病気の一例を記載しています。
- 糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症
- 高尿酸血症
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- 高度肥満
- 貧血 など
当院では栄養指導を予約制で行っています。栄養指導を受ける際は医師の指示が必要となりますので、まずは当院の外来診療を受診していただく必要があります。診察を受けている際に医師まで栄養指導を希望されている旨をお話ください。また、病状等によっては医師から栄養指導の提案をする場合もあります。
栄養指導は治療の一環として行いますので、便通異常(下痢や便秘、血便など)、なんとなく体調が悪いから、栄養指導に興味があるからといった理由では保険診療の範囲内で栄養指導を受けることができませんのでご注意ください。
当院の栄養指導の流れ
外来診療の受診&事前予約
まずは当院の外来診察を受診していただきます。診察時に栄養指導をご希望されている旨を医師までお話ください。また、現在の病態によっては医師から栄養指導を提案する場合もあります。
栄養指導を受けられる場合は診察が終わりましたら、スタッフより栄養指導についてご説明をさせていただきます。
初回指導(30~40分程度)
健康診断や当院の外来診療受診時に実施した採血検査の結果もみて、普段の生活習慣や食事習慣などを考慮しながら栄養指導を行います。無理せずに継続できる内容で栄養指導を提案させて頂きます。
継続指導(20分程度)
栄養指導も一度受けたら終わりではなく、何度か継続して栄養指導を実施してからの経過を見ていきます。継続指導の場合は初回のようにヒアリングさせていただく項目が多くはないので20分程度で実施しています。
栄養指導の費用
栄養指導にかかる費用としては以下のようになります。以下の費用とは別で、診察代などがかかりますので目安としてください。
3割負担の方 | 780円(初回) 600円(2回目以降) |
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1割負担の方 | 260円(初回) 200円(2回目以降) |
※上記の費用とは別で、初診料や再診料などがかかります
監修:たじま医院 副院長 石井宏則