コロナワクチン3回目接種後の副反応について

皆さまこんばんは。

喜ばしいことに、コロナウィルスの感染者数も落ち着いてきましたね。一方で厚労省は、10/29に全国の自治体に対してコロナワクチンの ”追加接種の見通し” について事務連絡をしています。それによると ”ワクチン2回目接種完了後、おおむね 8か月経過された方を対象に追加接種の機会を提供することが望ましい”とされています。今後、豊島区内において、どのような接種方式をとるのかは未定です。

一方個人的に気になる事は、3回目接種後に生ずる副反応です。

ワクチン接種が先行している海外では 3回目接種後の副反応について、いくつかのデーターが出ています。そのうち、米国食品医薬品局(FDA)からは、ファイザー製ワクチンを3回接種後の副反応についての報告があります。(https://www.fda.gov/media/152176/download

それによると 1、2回目の接種と比較して3回目は、年齢による差があるものの(若年者の方が副反応が強めです。)接種部位の痛みについてはほぼ変わらず、腫れは増加、発赤(赤味)は軽度増加傾向がみられるようです。また全身の反応としては倦怠感は増加、頭痛はほぼ横ばい、筋肉痛は横ばい、下痢は減少、嘔吐は横ばい、38℃以上の発熱は横ばい傾向がみとめられています。なかでも、特に顕著に増加傾向がみられたのはリンパ節の腫脹とのこと。

総じて、大きな副反応の増加は認めないとの報告です。しかしながら、母集団が300人前後である事を考えると、今後、様々な組織よりデーターがでてくると、その結果は変わる可能性があります。また、人種差が反映されていないため日本人について、反応が同じになるかは不明です。

”現時点では” 3回目の接種は、こんな感じなのか”とお考え下さればよいのではないかと思います。